元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さん(42)と、元サッカー日本代表で指導者の本並健治さん(60)ファミリー。2023年2月に生まれた長女は2歳2カ月を過ぎ、ますます元気いっぱいに成長しているようです。今回は本並さんに、娘のぷくぷくちゃんとのお気に入りの遊びや成長の様子を聞きました。
連載「GK夫とFW妻の育児奮闘記」第26回です。
2歳2カ月を過ぎた娘の“お気に入り”
最近娘が気に入っているのはアンパンマンの指人形。妻が女の子の先輩ママである澤穂希さんに「子どもが喜ぶよ」と教えてもらったらしく、娘に買ってあげたら大ハマリ!
でも娘は、自分の指にはめるんじゃなく、僕や妻の指に人形をはめて遊んでいます。僕たちの指に人形をはめたあと、“こういう角度じゃないとあかん”と言わんばかりに、向きや角度にこだわって調整しています。ただ、指にはめたあとにごっこ遊びが始まるわけじゃないんです。僕たち親は、指に人形をはめたままの状態で娘の気が済むまでつき合う姿勢をつらぬいています。
この指人形にはいろんなキャラがあるらしく、最近は妻もハマって集め始めています。続々とアンパンマンの小さなキャラクターたちがそろい始めたわが家です。
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娘の活発さはパパゆずり!?
娘はとにかく元気で活発! お散歩に出かければずっと走っているし、公園ではアスレチックのような遊具で遊ぶのも大好き。とくにお気に入りは、よく行く公園の全長20mくらいありそうな長いローラーすべり台です。ほっといたら1日中遊んでるんじゃないかな、と思うくらい、何度も何度もすべり台をすべって遊んでいます。妻がすべり台の上にスタンバイして、僕は下り口で娘がすべってくるのを待ち構えて遊ばせていますが、娘と一緒に傾斜を上り下りしているとめちゃくちゃ体力を削られます。
娘はずっと遊び続けて、疲れたら座ったり、地面に寝転んだりしています(笑)。そして復活したらまた遊ぶ。つき合うこっちの体力が持ちません・・・!
この活発さはどっちに似たのかな〜? なんて妻とも話します。妻は幼児期には体が小さかったらしいですけど、僕は幼児期ころからしっかりして体が大きいほう。それに僕は小さいころからかなり活発でした。体つきも活発さもきっと僕に似たんでしょうね。
娘はたっぷり遊んだら昼過ぎから2時間くらい昼寝をするので、僕たちも一緒に昼寝します。そして昼寝から起きるとまたすっかり元気いっぱいの娘。だから夕方も散歩に行って走って・・・。よく寝てよく遊んで、本当にすくすく育ってくれています。
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ソファにも床にも・・・、娘のお絵描きは宝もの!
おうち遊びでは、絵を描くことが大好きです。絵を描きたいときには「ペン、ペン」と訴えてきて、ソファにもプレイマットにも、家中にお絵描きをしています。初めは「ここに描いちゃだめだよ」と注意してたんです。でももう「怒ってもしゃあないか」と。妻も絵を描くのが好きだし「芸術だからいいんじゃない」というので、好きにさせています。
家のそこかしこにある娘の絵は消さずにそのままにしています。妻が「宝ものだね」と大切にしているんです。僕は「宝ものにしてはでかすぎるやろ。ずっとおいとかれへんで」と言うんですけどね(笑)
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大人の会話を聞いて言葉を覚えている
最近はいろんな言葉を覚えてよくしゃべるようになってきて、より一層かわいさが増しています。これが欲しい、あれを取って、と自分の意思を表現できるようになってくれたから、こちらも娘がどうしたいのかがわかりやすくなってきました。1人でずっとぺちゃくちゃとおしゃべりしていることもあるんです。「1人で何しゃべってるんだろう?」と不思議に思っていると、妻が「たぶんアンパンマンの歌を歌ってるんだよ」と教えてくれたことも。
僕たちの会話をよく聞いているようで、会話の中に出てきた言葉を覚えていたこともありました。妻と話しているときに「もう1回」という言葉を使ったあと、娘と遊んでるときに「もう1回、もう1回!」と何度も言われたんです。「ほんまにこんなにすぐ言葉を覚えてるんや!」と驚かされることがけっこうあります。
子ども番組を見ながら歌を覚えるだけじゃなくて、一緒にダンスをしている姿にも成長を感じます。テレビの画面を見ながら、ダンスをまねして一緒に踊っている姿は、なんとも言えずかわいいです。
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サッカーよりアート系にいってほしいな〜【今月の丸山さん】
本並さんも言っていましたが、お絵描き遊びが大好きな娘。わが家にはぷくぷく画伯のアートがいっぱいです。私も自分の時間に絵を描いてリフレッシュすることで自分らしくいられるから、娘にも好きなことを思いきりやらせてあげたいなと思います。
だけど最近娘は、何も教えてないのにサッカーボールを蹴って遊び始めたんです・・・。娘が本当にやりたいなら応援してあげたい気持ちもありつつ、私も本並さんもサッカーで大きなけがをしているから、娘にはつらい思いをしてほしくないなあと考えてしまいます。親としてはアート系にいってくれ〜〜!と願う日々・・・。でも、どちらにしても、好きなことをできるだけ自由にやらせて、娘の楽しさを伸ばしてあげたいなと思っています。
お話・写真提供/丸山桂里奈さん、本並健治さん 聞き手/早川奈緒子、たまひよONLINE編集部
子どもが家具にお絵描きをすると、つい怒ってしまいがちですが、「宝もの」だと大事にしながらのびのび育てている丸山さん。それに対して本並さんが「でかすぎるやろ」とツッコミを入れるとは、夫婦の楽しい様子が伝わってきます。
●記事の内容は2025年4月の情報であり、現在と異なる場合があります。
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丸山桂里奈さん(まるやまかりな)
PROFILE
1983年3月26日生まれ、東京都出身。第4回女子W杯、アテネ五輪、北京五輪、第6回女子W杯(優勝)、ロンドン五輪(準優勝)で日本代表として活躍。2005年Lリーグ(現なでしこリーグ)新人王、2011年国民栄誉賞を受賞。現在はバラエティ番組、スポーツ番組などで活躍。2023年2月に第1子の女の子を出産。
本並健治さん(ほんなみけんじ)
PROFILE
1964年6月23日生まれ、大阪府出身。1986年松下電器産業サッカー部に入団。ガンバ大阪、ヴェルディ川崎で活躍し、日本代表に選出される。2002年に現役を引退後、2012年にはなでしこプレミアリーグ「スペランツアFC大阪高槻」の監督に就任し、指導者として活躍。2016年退任し、現在はサッカー解説者、サッカー指導者、タレント活動など幅広く活躍。
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