4月に第2子出産を発表した、フリーアナウンサー・新井恵理那さん。5月15日発売『後期のたまごクラブ』の表紙と本誌インタビューに登場してくれています。2人目の妊娠がわかったときのエピソードや、前回の立ち会い出産の経験を踏まえての今回のお産への意気込みなどを詳しく教えてもらいました。
そろそろ2人目を考えたい…と思っていたら妊娠が判明しました
――2人目の妊娠、おめでとうございます!今回の妊娠がわかったときのことを教えてください。
新井さん(以下敬称略) 1人目を出産して、「産後は1年くらいかけて体が回復していく」と聞いていたので、1年くらいしたら、2人目のことを考えたいな…と思っていました。授乳もやめて、どんなタイミングがいいんだろう、でも授かりものだし…なんて思っていたら、思っていたよりも早く2人目が来てくれたんです。私自身、とても驚きました。
1歳くらいまでずっと授乳をしていた影響もあってか、妊娠がわかったときは生理がまだ再開していなくて。だから、妊娠にすぐ気づくことができなかったんです。「おかしいな、まだ始まらない…」と思いつつ、産後の生理の再開には個人差があるというから、あせらず、気長に待とうかなと。そうしたら、つわりのような症状が出はじめて、「あれ、これは前にも経験したことがあるような…もしかして…」と、妊娠に気づきました。
夫もとてもびっくりしていましたが、「こんなにうれしいことはないね」と。2人でガッツポーズをして喜びました!
――つわりや体調の変化、妊娠の経過などは、1人目のときと比べるとどうですか?
新井 つわりは1人目の妊娠のときと同じ、食べづわり。空腹になるとムカムカして気持ち悪くなるので、空腹にならないように、ちょこちょこ食べて対策しています。
1人目の妊娠のときは、初めてということもあり、計り知れない不安があって。ちょっとしたことでもすぐビクビクしていたんですが、今回は1度経験している分、落ち着いて対処できています。子育て中の今は、仕事量もセーブしているので、前回の妊娠時より気持ちに余裕があるから、うまく乗り越えられているのかもしれません。
妊娠経過は順調なんですが、今回は息子から風邪をもらって体調不良になることが多く…。免疫も弱っているのか、なかなか回復できず、完治しないまま、また次の風邪を…という感じになってしまっていて。とくに咳(せき)が長引いています。妊娠後期の今、せきをすると尿もれしそうになるので、咳をするたびに気をつけています(笑)。
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息子は赤ちゃんが生まれることをまだよく理解していない様子ですが、私のおへそに興味津々
――息子さんには、妊娠したことは伝えましたか? どんな反応がありましたか?
新井 息子には「赤ちゃんが生まれるよ」と伝えましたが、まだ1歳数カ月ということもあり、あまりわかっていない様子。私のおなかとおへそが出てきたのは気になるようで、おふろに入ると私のおへそをボタンのように押したがります(笑)。
――赤ちゃん返りのような変化もなさそうですか? 妊娠中、上の子のお世話で大変なことも多いのではないでしょうか?
新井 赤ちゃん返りのようなものはないですね。というか、まだ、まんま赤ちゃんという感じ(笑)。お世話に関しては、抱っこするのはしんどくなってきました。最近はだいぶ歩けるようになってきたので、なるべく手をつないで歩くように。とはいえ、抱っこが必要なシーンもまだまだ多く、そんなときはなるべくおなかに負担をかけないように気をつけています。夫や私の母がいるときは、なるべく抱っこは変わってもらっています。
1人目の産後すぐから、夫の提案で私の母と同居をしているんです。夫は「将来、いずれお母さんの面倒を見ることになるだろうから、今から一緒に暮らしていい関係を築けたら…」と。その発想は私にはまったくなかったので、「え?いいの!?」と驚きました。また母と暮らす日が来るなんて思ってもいませんでしたが、私たちは育児をサポートしてもらえるし、お互いにいいのかなとプラスに考え、産後に引っ越しをして同居生活を始めました。
――それはとてもすてきでありがたい提案!お産のときも安心ですね。
新井 はい、1人目のお産のとき、夫に立ち会ってもらってすごく心強かったので、今回も夫に立ち会ってもらって、息子と母には家で待っていてもらおうかな…と思っています。
産後すぐは、私がしばらくは動けなくなるだろうから、母と夫を頼りにしています。夫はできるだけ仕事をセーブしてくれる予定です。まだきっちりと動きや分担は決めていませんが、なんとなく流れに任せて、それぞれができることを…という感じになりそうです。これまでの生活でちゃんと連携がとれて、信頼関係ができているのかな…と思うので、心配はあまりないですね。
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前回の立ち会い出産では、夫が掛け声でリード。驚いたけれど、うれしかった(笑)
――前回の出産はどうでしたか?
新井 1人目のお産は、夫立ち会いのもと、無痛分娩でした。ただ、できるだけ自然に…という気持ちもあったので、陣痛マックスになったら無痛にしてもらおうと思っていたところ、さらに麻酔の先生のタイミングが合わなかったこともあり、トータルで7~8時間は陣痛に耐えました。
――結構耐えましたね…!パパのサポートはどうでしたか?
新井 夫はお産の動画を見て予習をしてきたそうで、一生懸命サポートしてくれました。分娩室に入ると、自ら掛け声をかけてリードしてくれて。その場にいた助産師さんから、「旦那さん、助産の経験があるんですか?もしかして、そういうお仕事ですか?」と聞かれていました(笑)。
夫のリードのおかげもあってか、分娩室に入ってからは30分くらいでスムーズに生まれてきてくれて。最後はチームで出産したかのような達成感がありました。
――よく、立ち会い出産のときの夫のサポートが「そうじゃない!」という声も聞きますが、完璧ですね(笑)。
新井 あ、でも、陣痛がつらくてもどしそうになり、夫に「吐きそう、(吐くための容器)持ってきて!」とジェスチャーで伝えたのですが、夫は「音楽かけて」と勘違いしたようで、音楽を流し始めて、「違う!」となりましたね(笑)。助産師さんが気づいて、サッと持ってきてくれたので、助かりました。
――前回のお産を踏まえて、今回のお産で「こうしよう」ということはありますか? お産に向けて、何か気をつけていることがあれば教えてください。
新井 1人目のときと、産院も先生も同じ予定。お産の経過はそのときによって違うとは思いますが、安心感があります。前回は音楽を聴く余裕がなく、AIが選曲した曲を流していましたが、今回は自分が用意した好きな音楽を聴きながら、リラックスしてお産に臨みたいと思っています。
あとは、前回は陣痛がつらいとき、マタニティヨガの呼吸が役に立ちました。それもあって、今回もマタニティヨガに通っています。マタニティヨガをすると血行がよくなってリラックスできるし、自分の体と向き合ったり、おなかの赤ちゃんに集中する時間がつくれるというメリットも。お産のためにトレーニングしていることで、心も体も整えて準備をしているという自信にもつながって、それが安心材料になっている気がします。
撮影/藤原 宏(Pygmy Company) スタイリング/青柳裕美(Azzurro) ヘア&メイク/川上優香 取材・文/渡辺有紀子、たまごクラブ編集部
1人目のときの夫の立ち会い出産エピソードを笑いながらも楽しく話してくれた新井さんでした。第2子出産については新井さんのインスタグラムでも発信されているので、ぜひcheckしてみて!
新井恵理那
PROFILE
1989年生まれ。アメリカ・カリフォルニア州出身。青山学院大学在学中にミス青山学院大学グランプリを受賞。卒業後、フリーアナウンサー、キャスター、タレントして活躍。2023年10月に第1子を出産。
●掲載している情報は2025年3月現在のものです。
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