「同じくらいの月齢の赤ちゃんは、毎日どんなふうに過ごしているのかな?」「1才になったら生活はどう変わる?」「保育園に入園したらどうなるの?」そんな疑問を抱えたことはありませんか?赤ちゃんの1日の生活リズムは家庭によってさまざまですが、赤ちゃんの健やかな成長のためには、基本を押さえることがとても大切です。今回は、小児科専門医であり公認心理師、さらに発達脳科学の専門家でもある成田奈緒子先生に、8カ月~1才代の赤ちゃんの生活リズムについて教えていただきました。
続きを読む
知っておきたい!8 カ月~1 才代の生活時間割で大切なこと
8 カ月~1 才代は生活リズムを整えるチャンス!
この時期は、赤ちゃんの生活リズムを整える絶好のタイミングです。8~9カ月ごろになると昼寝が1日2回にまとまり、日中の活動量が増えていきます。また、9カ月ごろ以降は離乳食が1日3回になり、1日の流れが安定しやすくなります。このタイミングで、「早起き・早寝」の習慣を定着させると、午前中から元気に活動できるリズムが作れます。赤ちゃんの健やかな成長を支えるためにも、ぜひ意識してみてくださいね。
続きを読む
まずはここから!生活リズムを整える5つのポイント
ポイント1 まずは早起きの習慣づけを。起床は6時台を目標にしよう
ポイント2 夕寝は避け、昼寝は16時前に切り上げよう
ポイント3 就寝は20時台が目標。おふろは寝る1時間前までに済ませて
ポイント4 夕食や就寝前の授乳で満腹にして、ぐっすりねんねへ導いて
ポイント5 親も早起き・早寝を心がけて。親子一緒に就寝が理想です
続きを読む
生活リズムが整うと、赤ちゃんもママ・パパもラクに!
1日の流れが決まると、赤ちゃんのお世話や家事がスムーズになります。さらに、早起き・早寝の習慣は赤ちゃんの睡眠の質を向上させ、日中のグズグズや夜泣きが減る効果も期待できます。また、保育園・幼稚園や小学校など、子どもの集団生活は午前中の活動が中心です。この時期に早起き・早寝の習慣を定着させ、生活リズムを整えておくことは、子どもの一生の財産になります。
「0・1才代はすこやかな心・体・脳の土台をつくる大事な時期です。その成長を支えるのは、良質な睡眠。早起き・早寝の習慣を定着させ、子どものすこやかな成長を応援しましょう!」と成田先生。この機会に親子で生活リズムを見直してみてはいかがでしょうか。
続きを読む
読者モデル/西野世桜ちゃん(10カ月)&沙也加さん 撮影/矢作常明 /取材・文/中澤夕美恵、ひよこクラブ編集部
【監修】
成田奈緒子先生(「子育て科学アクシス」代表・文教大学教育学部教授)医学博士・小児科専門医・公認心理師。発達脳科学の専門家。
参考/『後期のひよこクラブ』2025年夏号「8カ月~1才代の生活時間割 30組のファミリーが全部見せ!」
●記事の内容は2025年5月の情報で現在と異なる場合があります。
2025年5月15日発売の『後期のひよこクラブ夏号』には、8 カ月~1 才代の親子30組の生活の流れを紹介し、「育児の困った」に専門家がアドバイスする「8カ月~1才代の生活時間割 30組のファミリーが全部見せ!」特集があります。同じタイプの生活リズムの子や、似た悩みがあるファミリーを参考にしてみて♪
記事一覧に戻る