「たまひよ」ONLINEで大好評の出産爆笑エピソード集です。出産直後、赤ちゃんとの初対面で「生まれてきてくれてありがとう」と感動に浸れるママは実は少数派!? 現実のお産はもっと自由で、もっと本能的で、もっとシュールだったり…。今回は妊娠後期や出産時の「赤ちゃんがおりてくる」「おりてこない」という表現についても、ベテラン助産師の濵脇文子先生に聞きました。
産後、わが子との初対面ではキラキラセリフを…の夢は砕かれたエピソード
「看護師です。実習で出産の立ち会いを3回経験し、生まれてくる奇跡に涙、涙、涙でした。テレビなどのお産の映像も涙する性格だったので、自分のときはどんだけ号泣してしまうのだろう、そして生まれたときの第一声は『生まれてきてくれてありがとう』と言おうと、心に決めていました。
実際は子宮口6cm~全開になるまで時間がかかり、かなり辛くて、そのころの記憶はほぼありません。でも、生まれる!となったときに意識が戻り、終わった瞬間に出た言葉は『スッキリした~!』でした(笑) 自分の言葉にツボってしまい、大笑い&うれし涙での娘との初対面となりました」(トクメイS)
「生まれたら絶対に『生まれてきてくれてありがとう!』とか『はじめまして、ママだよ~』みたいなドラマのようなキラキラなセリフを考えていたのに、いざ生まれて対面した時には頭が真っ白で『わぁ…ちいさい…』としか言えなかった。ちなみに3500g以上あったんですけどね(笑)」(味醂味)
「生まれたばかりの娘を看護師さんが『かわいい女の子ですよ~』と、見せてくれたのですが、赤黒くて『ごめんなさい。まだかわいく見えません』『もうちょっと白っぽくなりますよね?』と、言ってしまった。本当に酷すぎる…」(れいまま)
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出産の痛みは『鼻からスイカ』どころじゃない!エピソード
「初めての出産では、『鼻からスイカって言ったの誰や!!』と、叫んでいました。だってそれよりもはるかに痛かったから。2人目の出産のときは、痛みよりもおなかが空きすぎて分娩台に乗りながらパンを頬張ってました(笑)」(あこて)
「出産は『鼻からスイカが出るほど痛い』と、よく聞きますが、私の場合は『腰が砕けるほど痛い』でした。もともと腰痛持ちだったこともあるせいか、出産中で一番叫んだ言葉は『腰が痛い!』でした」(こうママ)
「陣痛がとにかく痛かったです。どれほど痛いかというと、『これまで人生で“死ぬほど痛い”という言葉を使ってごめんなさい!』と、思うほどです」(まあちゃん)
「陣痛が3日間続いても生まれず、眠れないなか緊急帝王切開に。『麻酔痛いからね』と、さんざん脅されていたのに、陣痛が辛すぎたようで痛みをまったく感じない。むしろ陣痛がなくなったことに感動して元気に『陣痛がない世界だ!』と言ってしまい、手術台を囲む人たちに微笑まれて少し恥ずかしかったです」(ぱんなこった)
「出産して、胎盤を出すときやおまたを縫うとき、先生に『大丈夫?痛くない?』と何度も聞かれて、その都度『出産の痛みより大丈夫です』と、元気に答えたら笑われました!」(しろくま)
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あのときは必死だったけど今なら笑える、産科医&助産師とのほんわか?エピソード
「陣痛室から分娩室に移動する際、助産師さんがスリッパと車いすを用意してくれました。でも陣痛の感覚が体感20秒くらいなので、スリッパ履いたり車椅子乗ったりする暇なんてない!と、全部無視して裸足でペタペタと超早歩きで分娩台に向かいました。助産師さんに『初めて見た~』と言われました(笑)」(みさき)
「陣痛が辛すぎて、我慢できなくて、いきみたくて『もう出る!』と叫んだら、助産師さんに冷静に『まだ出ません』と言われました(笑)」(もちお)
「助産師さんに『いきんでください!』と言われて『私は学生時代に空手を頑張っていたので産める!』と言ったそうです。産んだあとに夫に教えてもらいましたが、痛みのせいか記憶にありません(笑)」(あき)
「計画無痛分娩でした。麻酔を入れてもらう直前に、痛みがかなりキツくなり、余裕がなくなり、助産師さんやお医者さんに思いっきりタメ口になってしまった。人間、余裕がなくなると丁寧語は話せなくなるものなんですね…」(ほのか)
「上の子のときは破水してもなかなか生まれず、2分間隔の陣痛に8時間半耐えて本当に辛かった。2人目は早いって言うし、8時間半よりは短いだろうと思っていたら、まさかまさか!1日半も陣痛に耐えてもなかなか生まれない。それもそのはず、先生もびっくりするくらい太ももがムチムチなBIGベビーだったのです。
出産後、先生から『立派なへその緒!ふっといね~!大腿もこれは…なかなかよ!この大きさ!!立派だね!よく頑張ったね!』と、笑いながら言われたことは忘れません。ちなみに生後4カ月でオムツはLサイズを超えてBIGサイズ。生後6カ月で90cmのベビー服を着ています」(しろくま)
「私はじっとしていることが苦手です。出産は帝王切開だったのですが、手術中は意識があるし、何時間もじっとしているのが無理なので、麻酔のかかりが薄い手足をこっそりグーパーしていました。それが助産師さんにバレて『先生!足が動いてます』と、言われて、麻酔強められました。動かせなくなってしんどかったけど、今思うとバレたのおもしろいと思いました(笑)」(ちぴ)
「出産後の処置で会陰を縫われているとき、痛くて、でも疲れ果てていたので小さい声で『痛いヨォ…まだ痛いのあったヨォ…悲しいヨォ…』とこぼしていたら、縫ってる先生に『切なくなってる…』と、言われました(笑) だって産んだら痛いの終わると思ってたんだもん!」(もー)
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出産って計画通りにはならないのです。想定外エピソード
「痛みがピークのなか『何か出ました!』と、叫びました。初産でまだ出るはずがない時間だったらしく、助産師さんが『はいはーい、大丈夫よー、念のためにみるねー』と、余裕の表情。『あ!!ダメだ、これ出る!夫さんそのスイッチ押して!』と、すごい形相に。そこから15分くらいで生まれました。あとに助産師さんに『初産なのに信じられないくらいスピード出産だった』と言われました」(あやにこ)
「初産でしたが、早朝病院へ行き、お昼前には生まれたスピード感でした。病院到着時に『夕方かな』と言われて、事前に痛みのシミュレーションをしすぎたせいか、早すぎる展開に『誰かの出産シーンを見てるのか⁉』というくらい頭が追いつかず、『赤ちゃんもうすぐ出てきますよー』と言われたときは、『え、もう?』と思わず言ってしまいました」(あんみ)
「1人目のときは促進剤投与となりました。お産が進み『両手両ひざをついた姿勢になるといいですよー』と、言われて体勢を変えた途端、めちゃくちゃ激痛に。ふと視線をあげると、のんきに駐車場を歩いている主治医が見えて『せんせぇーー、早く来てー』と絶望感に襲われていたら、助産師さんが『子宮口、確認するから体勢戻して』と。でも痛すぎて動けないし、もう何が何だかと思っていたら『ヤバい!!もう全開大だ』となり、助産師さんたちが慌てて分娩室の準備を始めるものの、完璧に終わる前に出産というドタバタ劇となりました(笑)」(りちす)
「陣痛がきて9時間後の深夜4時、寝ることもできず、激痛でただただ体力が奪われているなか、ようやく子宮口が5cmに。助産師さんから『ここから加速期といって全開大まで早いから、朝6時くらいには生まれると思う』と言われて、『あと2~3時間か、頑張ろう~!』と、希望が見えました。
痛みに耐えながら、時間をふと見ると6時30分。 ん?…夢?幻覚??と、内診してもらうと子宮口6cm。『赤ちゃんが傾いていて、しかもしがみついてる』と助産師さん。
なんだかんだで2時間後に破水、9時ごろ無事出産となりました。しがみついてると言われたときは『はー⁉何してんねん!』と思いましたが、生まれてから娘がよくくっついてしがみついてくるし、なんかよく傾いているので、今となっては愛おしい思い出です」(うるまま)
「無痛分娩なので前日から計画入院していました。ところが日付が変わったころに陣痛が始まり、内診をするとなんと全開大。陣痛がきてわずか1時間強の出来事でした。助産師さんが電話の向こうの夫に『急ぎでお願いします!』と伝え、先生から『夫さんを待つなら、いきむの我慢して!』と言われるも『待たないー!』と叫び、もちろん夫が到着前に産みました。我慢は無理ですって」(みーたろー)
「前駆陣痛の合間に激しい吐き気があり、急遽入院することに。病院食の対応が間に合わなかったので、病院内のコンビニでごはんを購入しました。今思えば痛みと吐き気で判断能力を失っていたのでしょう、なぜか“かつ丼”をチョイス。案の定、食べられませんでした。そのままかつ丼とともにLDR室へ移動。
強くなる陣痛と吐き気で脱水状態となり、点滴処置をしつつ絶飲食の指示がありました。そしてそのまま朝を迎えて出産に。生まれたと同時に吐き気も吹き飛び、おなかがグーっと鳴ったことで、空腹に気づいた私。出産したベッドで、我が子を眺めながらかつ丼を食べたのは良い思い出です(笑)」(きゃしー)
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もうひとりの主役、夫も頑張りましたエピソード
「とにかく『痛い』を叫んでいました。陣痛の波が来るたびに夫に『テニスボール!』『そこじゃない!』と、指示。強く押し続けてもらいました。出産後、私もボロボロでしたが、夫も私のお尻をテニスボールで押しまくったせいで、腕だけでなく全身、筋肉痛になってました(笑)」(yuri)
「陣痛が始まり、一定時間モニターをしていたときのことです。夫が付き添いでモニターを見ていましたが、昼食を勢いよく食べたせいか大きなしゃっくりが止まらず、部屋中に響きます。私は陣痛の波がきたら呼吸を整えたいのに、しゃっくりが大きすぎるせいで笑いが止まらず、呼吸ができなくなり、夫に一旦退室してもらいました(笑)」(ゆーき)
「さぁ、いきむぞっという段階で立ち会いの夫が分娩室に登場。しかし夫が『クラクラする』と言ったかと思うと倒れ、助産師さんパニック!夫はガタイがいいので他の助産師もヘルプに呼び、その横で私はいきむという、とてもカオスな状態でした(笑) 結局、夫は生まれてからの対面となりました…」(モナ)
「立ち会いの夫に出産の瞬間の動画撮影を頼んだが、なぜか音声のみの黒い動画。たぶん指でレンズ部分を塞いでしまったとのこと…」(よつば)
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出産を終えても、産後のママは大変なのよエピソード
「産後1カ月、無事に会陰切開の痛みも治り、さあ育児に取り組むぞ!というときに、切れ痔になりました。便をするのは激痛、座るのも激痛で、授乳どうしようと考えて、赤ちゃんの上に覆いかぶさる姿勢になっておっぱいをくわえさせていたら夫が帰宅。『何をしているの??』と半笑い。のんきな夫にイラっとして『お尻が痛いんだよ!このお尻の痛み変わってくれたら何だってするよ!』と叫びました(笑)」(まりの)
「出産後、尿意がこなくてカテーテルをすることに。あまりに痛くて暴れてしまい、看護師さんと夫に羽交い締めされました(笑)」(ゆっくりちゃ)
今回もたくさんの爆笑エピソードが届きました。
そして、こんな投稿がありました。
「予定日を過ぎ、誘発剤投与しましたが、赤ちゃんが全然おりてこない。痛すぎてうめいてたらスタッフに怒られ、見かねた先生が帝王切開での出産を提案。出産したら、へその緒が赤ちゃんの首に二重に巻き付いていた。そりゃおりてこれないわって納得しかありませんでした」(笹子餅)
出産の現場でよく聞く「赤ちゃんがおりてきた」「おりてこないので、分娩まで時間がかかりそう」という、助産師や産科医の言葉。
そもそも「おりてくる」とはどういう状態なのでしょうか。数千人の母子のケアに携わったベテラン助産師の濵脇文子先生に聞きました。
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「『おりてくる』とは、赤ちゃん自らが出産の準備を始めることを言います」と、濵脇文子先生
妊娠中、胎児は羊水の中でプカプカと浮いています。妊娠後期、胎児の成長とともに胃や肺が圧迫されて、食事が食べられなかったり、息苦しかったり、というお悩みが増えてきます。しかし早い人なら36週あたりから「胃がすっきりしてきた」と、感じるようになります。私たち助産師や産科医は、これを「赤ちゃんがおりてきた」と言います。
妊娠後期、胎児は自分の頭でママの骨盤の中に入ってきて、自ら出産の準備をはじめるのです。
胎児が下におりることで胃や肺の圧迫がゆるみ、「胃がすっきりした」という状態になり、そのかわり膀胱が圧迫されて頻尿ぎみになります。
ところが、健診では「赤ちゃんがおりてきている」と言われたのに、陣痛が始まったら産科医や助産師に「赤ちゃんがおりてこないから、分娩はもう少しかかる」と、言われて「?」となった妊婦さんもいるのではないでしょうか。
産科医・助産師の分娩時の「おりてきた」は、赤ちゃんの頭が出口に近づいているか否かの状態を言います。なので陣痛が始まると、赤ちゃんの頭の位置を調べるために内診をして、赤ちゃんの頭の先進部が、母親の骨盤のどの位置にあるのか評価をします。その際には「マイナス3~+」というような表現をします。
さきほど36週ごろからおりてくる、という話をしましたが、出産間際までまったくおりてこない胎児も普通にいます。
早くおりてきたから安産、ということはなく、遅くおりてきても安産ということもあります。「なかなかおりてこない」となっても、気にする必要はないのでご安心ください。
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濵脇文子(はまわき ふみこ)
PROFILE)
助産師・保健師・看護師。はぐふるアンバサダー。大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。
(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年2月の情報で、現在と異なる場合があります。
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