
『September 調子はどうだい?』がSNS総再生1億回を突破し、『エッホエッホのうた』でも注目を集めたマルチクリエイター、うじたまいさんが第1子の妊娠を公表。「自分の好きなことにお金や時間を使えなくなるのかな」――妊娠を知ったときは戸惑いもあったといいます。妊娠8カ月(取材時)の今、プロドラマーの夫・丸山タカヨシさんとの日々と、初めて明かす本音を聞きました。全2回インタビューの前編です。
※インタビューの様子はYouTube「たまひよ Video Podcast」でも配信中!

『September 調子はどうだい?』がSNS総再生1億回を突破し、『エッホエッホのうた』でも注目を集めたマルチクリエイター、うじたまいさんが第1子の妊娠を公表。「自分の好きなことにお金や時間を使えなくなるのかな」――妊娠を知ったときは戸惑いもあったといいます。妊娠8カ月(取材時)の今、プロドラマーの夫・丸山タカヨシさんとの日々と、初めて明かす本音を聞きました。全2回インタビューの前編です。
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――ふっくらしたおなかにそっと手を添え、穏やかな笑顔で取材の場に現れたうじたまいさん(うじたまさん)。いよいよ出産のゴールが見えてきた妊娠後期です。
周囲の親しい友人には伝えていたものの、公への発表はあえてこのタイミングまで待ったといいます。
うじたまさん(以下敬称略) 周りの友だちで妊娠や出産を経験している子が少なくて、手探りな部分が多かったんです。それに、発表する前に自分の中でしっかりと向き合いたいことや、発信の仕方をじっくり考えたいという思いがあり、少し慎重に時期を見極めていました。
以前から、いつかは絶対に子どもを授かりたい」と願っていたけれど、今すぐにとは考えていなかったです。正直に言うと、妊娠がわかって最初は驚きや戸惑いもありました。「自分の好きなことにお金や時間を使えなくなるのかな」「これからはすべて子ども中心の生活になるんだな」って、現実的な変化を想像して不安がよぎったのも事実です。

――共感と流行を生み出すマルチクリエイター、うじたまさん。妊娠がわかったころは、仕事や表現活動において“あれもこれもやりたい”とエネルギーがあふれていた時期でした。一方で、どこか自分を追い込みがちな“迷いの時期”でもあったとか。
うじたま やりたいことがたくさんあって、自分が無理をすれば何でもできるんじゃないかって、詰め込みすぎていたんです。楽曲も作りたい、動画も作りたい、声のお仕事もしたい…と。仕事が充実していた一方で、あっちへ行ったりこっちへ行ったりと方向性を広げ過ぎて迷っていた時期でもあって…。
そんなときに妊娠がわかり、最初は驚きました。でも、母になることを意識してみると、いろいろな優先順位が自然と絞られ、大切なものを選び取る基準ができるんじゃないかと思ったんです。もともと理由があったほうが頑張れるタイプなので、「人のために頑張りたい」「この子のためにどんな音楽が作れるだろう」と思考がパッと切り替わって、不安よりもワクワクする気持ちが大きくなりましたし、「しっかりしなきゃ!」と背筋が伸びた気がしました。

――妊娠してからのうじたまさんが、最初に戸惑ったのは体の変化のことでした。普段から胃腸が強く、体調を崩すこともほとんどなかったのに、不調がどんどん現れそう。
うじたま もともと便秘知らずで、何を食べてもおなかを壊さないくらい胃腸が強いのが自慢! それなのに、妊娠した途端に便秘になったり、肌荒れしたり、ホルモンバランスの影響でおなかにガスがたまりやすくなったり。「これって赤ちゃんがいることでの、おなかの張りなの? それともただのガス?」と判別がつかなくて、健診のたびに先生に質問していました(笑)。
――つわり期には、劇的な“食の好み”の変化もあったそう。
うじたま ラーメンやニンニク料理、お酒が大好きだった食生活から一転、においを受け付けなくなり、体が欲したのは意外にもヘルシーな和食でした。
あと、ニンニクのにおいが本当にダメになって…におい全般に敏感になり、電車に乗るのも一苦労でした。そのかわり、無性に食べたくなったのが「せいろ蒸し」。お昼にスーパーへ行って、お肉や旬の野菜をたっぷり買ってきて、せいろにぎゅうぎゅうに詰めて蒸して食べるのが日課でした。
それまであまり買わなかったフルーツも体が欲するようになって。ジャンクなものを食べたい欲求よりも、身体が本能的に「よいもの」を求めて変化していく感覚がとてもおもしろかったです。今日はナスにしよう、今日はキノコを入れよう、と日替わりで楽しんで乗り切りました。
――さらに、悩まされていた便秘を解消するために役立ったのが、妊娠前から愛用していたというモロヘイヤ100%のサプリメントだったそう。
うじたま 余計な添加物が入っていなくて食物繊維も豊富なので、妊娠中も続けていました。体調の乱れやスムーズにお通じが出ないことが精神的なストレスになりやすいタイプなので、助かりました。

――妊娠後期に入ると、おなかの張りや初期のマイナートラブルは落ち着き、穏やかな日々を過ごせているそうですが、後期ならではの“体の重み”と戦う場面も増えてきたそう。
うじたま むくみやすい体質なので、日ごろから足首をこまめに回すようにはしています。そういえば、つい先日、寝ているときに生まれて初めて、ひざの裏がつってしまったんです!
足の指がつったときなら、壁に押し当てて自分で伸ばせるんですけど、ひざ裏のつりは激痛で、体がまったく動かせなくて。声にもならない悲鳴をあげていたら、隣で寝ていた彼がガバッと飛び起きて、対処してくれました。
――たかまるさんは一瞬「破水したのか!?」と慌てたものの、すぐに状況を察知し、うじたまさんの足をグッと持ち上げて全力で伸ばしてくれたのだとか。
うじたま 何も言わなくても異変を把握して、ものすごい勢いで処置してくれたので、安心でしたね(笑)。彼は普段から私がうっかり忘れ物をしたり、部屋の中を何往復もしてバタバタ準備しているのを、玄関先で「あれ持った? これ入れた?」とチェックしてくれるような人。頼もしい指導者みたいで、本当に助けられています。

――直感型で行動派のうじたまいさんと、緻密で計画的な夫・たかまるさん。性格が対照的な2人だからこそ、日ごろから大切にしているのは「感情を放置せず、納得いくまで対話すること」なんだそう。
うじたま 妊娠中のメンタルの波もあるし、けんかをすることもあります。私が感情的になってワッと爆発してしまったときは、無理にその場で結論を出さず、少し時間を置いてからお互いに、腹を割って話し合います。
10年一緒にいても、言わなきゃわからないことってたくさんあるじゃないですか。お互いにごまかさず、素直な言葉で1つずつ解決していく。その積み重ねがあるからこそ、強い信頼関係が築けているんだと思います。
お話・写真提供/うじたまいさん 取材・文/江原めぐみ、たまひよONLINE編集部
出産を目前に控えたうじたまさん。実は今、気がかりなのが、産後の育児に向けた「体力」なのだそう。もともとインドア派で「体力には自信がない」と話す彼女が、出産に向けて始めたこととは? 後編では、出産・産後への準備や名づけ、そして「親になること」への今の思いを聞きます。
PROFILE
東京都出身のマルチアーティスト。自身の不登校経験をもとに生まれた『独りうた 〜September調子はどうだい〜』をはじめ、聴く人の心に寄り添うポップな楽曲や動画制作で人気を博す。アイドルへの楽曲提供やCMソングなど多方面で活躍中。10年の交際を経てプロドラマーの丸山タカヨシ氏と結婚し、現在、第一子を妊娠中。
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●掲載している情報は2026年9月現在のものです。